1999年10月7日 No.87

 おやぁ、こんな所に居たのぉ・・・と声をかけたくなった老いた桜樹の落葉、周りにも虫食いの落ち葉は数あれど、よほどこの目のあたりは旨かったのか、これほどの作品は見つけられなかった。居心地の良さそうな、薄い苔の敷物の上から、筆者を無邪気に見つめる木霊であった。

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