「君はどう思う?」
 「どう思うも何も、風がちょっとそよいだだけで、離れたり、消えたり、一緒になったり、君も僕もあったもんじゃないさ」
 「いえ、それは違うわ」「僕も違うと思うな」「俺は俺さ」・・・

 初夏の木陰、静かな地面に見えたけど、
 我も我もと木漏れ日唱え、俺も俺もの木漏れ日の弁。

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