もう少し上手に、あと格好だって悪くなく泳げるはずと思っていたのだけど・・・ どうにも上手く行かないので、しばらくじっとしていることにした。 そうすればその内きっと・・・。

 短い夏のある日の遠出、きらきらと光っていた小さな水たまりで、エレガントに水面を泳ぐその姿が忘れられず、彼はもう一度飛んできた。

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