2000年3月30日 No.206

  春はあけぼの、というには遅いのだが、午前8時の北西の空。暖気を醸す南の空のもくもく、もやもやも、悪くないが、暖かくなってしまえば、何故か恋しい、しんとした朝の冷気。そんな大気が静かに噴き出しているのだろうか、北の上空に優雅な痕跡を印す、駆け抜ける気流のような雲。程なくして、すっきりとした青空に消されてしまったその空模様だが、やはり季節の交代劇は朝が特等席。明日から三日ほど春休みを頂きます。

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