2000年3月28日 No.204

  実に不安定な天候の一日だった。暖かく眩しい程の春の日差しは次第に影を潜め、重苦しい曇り空に変わったまま、なんとか昼過ぎまで持ちこたえたものの、その後は強い南風と、ぱらついたり、ざぁっと来たりする雨・・・。雨の切れ目、束の間の日差し?と勘違いするほど明るく浮かんでいたのは、今を盛りと咲き集う菜の花。その鋭い黄色に紗を掛けるかのような、曇天の柔らかく青みを帯びた光が、眼に優しかった。

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